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からだ/すきまをつくり風を通す「sen」タイ古式整体



タイ古式マッサージは、古代インド医学であるアーユルヴェーダの影響を強く受けています。 アーユルヴェーダでは、宇宙の構成要素を5つ(空・風・火・水・土)に分けているのに対し、タイ伝統医学では(風・火・水・土)の4つのタート(要素)に分類しています。 1、タート・ロム(風) 「風」 の要素で動く軽い性質を持つもの 呼吸の風(動き)、頭から足への風(動き)、足から頭への風(動き)、胃や腸の中の風(動き)、血液の風(動き) 2、タート・ファイ(火) 「火」 の要素で動く熱い性質を持つもの 体温の火(熱)、高熱の火(熱)、老化の火(熱)、消化の火(熱) 3、タート・ナーム(水) 「水」 の要素で流れたり浸透したりする性質を持つもの 血液、汗、胆汁、痰、膿、涙、リンパ液、脂肪、唾液、尿、鼻水、滑液 4、タート・ディン(土) 「土」 の要素で、燃やすと土に返る性質を持つもの 髪、毛、爪、歯、皮膚、筋肉、靭帯、骨、骨髄、脾臓、心臓、肝臓、筋膜、腎臓、肺臓、大腸、小腸 新しく食べた物、古い食べ物、脳、脊髄

タイ古式マッサージは、この4つのタートの中の、「タートロム(風の要素)」に働きかけます。 理由のひとつに「行気(体内に気をめぐらせること)」があります。養生の「食」「睡眠」はからだの中に気を増やす作用があるのですが、気は増やしただけではだめ。気はからだの隅々にまで駆け巡って行き届かないとならないのです。いくら栄養のあるものをからだに入れても、体が固くすきまがないと行き届かない、それを可能にするのが、ストレッチやマッサージ。 施術する私たちの手は、固まったからだにすきまをつくり、風をおくる吹子(ふいご)の役目。 そこに受ける方の呼吸を合わせることによって センといわれるエネルギーラインに風の要素を働きかけます タイ古式整体のセン押しやストレッチは、節々にすきまをつくり伸ばすことで気を巡らせてくれます。受ける方の呼吸と、施術するひとの手技で、エネルギーライン(セン)に風を通していく、それをイメージしてぜひ体感してみてください。




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